たいせつなことを やさしく うつくしく つたえていくために。

金沢の月刊誌『Clubism』『金澤』が5月20日号から発行されなくなりました。

私たちの会社は2つの雑誌のタイトルロゴタイプデザインを始め、パイロット版の制作、創刊号からのアートディレクション及び編集ページデザインを請け負っていました。特に『金澤』は創刊号から最終号まで全ての号のアートディレクションと編集ページのデザインを任されてきました。

今回の不幸な出来事で『金澤』はなくなりました。私たちは2020年5月20日号のデータを印刷会社に入稿した翌日に5月20日号が発行できないことを知りました。

私たちの会社には8カ月分(2019年10月20日号から幻の最新号まで)の制作費がほぼ入ってこなくなります。
それでも社員は「『金澤』がなくなってしまうのはあまりにも惜しい」「『金澤』をなんとか復刊できないのか」という声が上がりました。編集者と一緒に雑誌をつくることでチームワークを学んだ社員が何人もいます。『金澤』のエディトリアルデザインを手がけることで「タイポグラフィ」を学んだ社員が何人もいます。

『金澤』がなければ(間違いなく)今のワークスはなかった。

言葉にできないほどの恩義があります。金沢という地方都市で『金澤』という雑誌を出そうとした決めた出版社には今でもリスペクトしています。
出版社の志、雑誌『金澤』の大切な「想い」を引き継げるのは私たちしかいないと思っています。「大切なことを伝える」ことを大事にしていた初代発行人との雑誌づくりの日々を思い出しています。
「悲しみ」をもまとった稀有な雑誌が『金澤』でした。それがいつに間にか違う方向へ進んでしまい今回の結果に至ったのではと、私たちも反省しています

いまは思い切って最初の一歩を踏み出したい。雑誌『金澤』を本当に大事に思っていた人たちとともに。

私たちは『金澤』のコンセプトを受け継いだ新雑誌を創刊するために動き出します。

2020年5月9日 クリエイティブチーム 株式会社ワークス

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